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Merex-CR

Merex-CR

わずかな角度変化をリアルタイムに感知し警報を出力。

  • イベントデータレコーダーで、警報検知前後のデータ(計測値)を記録。解析等に活用が可能に。
  • 傾斜センサと電子コンパスを搭載した事で、「どの方向」に「どれくらい傾斜」したのかが一目瞭然。
  • 機器本体が安価で設置も容易。規模に応じて機数の増減が可能に。
  • 特定小電力無線により、危険な箇所に立ち入ることなくデータ回収が可能に。WEB観測システムにも対応。

機器概要

Merex-CRは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた重力加速度センサ(以下、傾斜センサ)と電子コンパスを活用した傾斜計測機です。
従来の傾斜計の長所を備えつつ、これまで課題とされてきたデータの即時性設置の簡易性を大幅に向上させました。

1.主な活用場所

  • ■ 斜面危険箇所の簡易計測(落石・土石流・崩壊・地すべりなど)
  • ■ 施工中の切土、床掘斜面の安全管理
  • ■ 土木構造物の維持管理(橋・トンネル・鉄塔・擁壁など)

2.従来機器にはない実力

  • ① 計測測定レンジは±30度
  • ② 測定誤差は0.5度
  • ③ 測定分解能は0.025度
  • ④ 計測間隔は「1/5/10/30分、1/6/12/24時」から選択可能

3.高い拡張性

  • ① 観測や監視する対象に規模に合わせて機器の増設が可能
  • ② 同じ通信エリアには親機が最大5台まで設置可能
  • ③ 親機1台に対して子機10台まで増設が可能
  • ④ 親機と子機間は特定小電力無線での通信でケーブルなどの配線は不要

4.設置や移設が簡単

本体は単管パイプに取り付けができ設置が簡単。
設置初期値からの相対的な傾斜・方角を計測するので初期設定が不要です。

  • ① 単管を打設
  • ② 先端約20㎝を残す
  • ③ 傾斜計設置(親機)
  • ④ 傾斜計設置(子機)

5.警報出力機能搭載

あらかじめ設定した基準値(傾斜角)を越えた場合、サイレン・赤色灯などの警報出力が可能。
警報が発令した直後には、計測手法が通常モードが警報モードへと自動で切り替わり、計測間隔も自動的に変更します。
警報発令時の危険な状態時に、より細かい計測間隔で計測可能です。

6.形状と内部構造

  • ① 通信距離100m程度(見通し状態による)
  • ② 傾斜の方向を検出。測定範囲0~360°、分解能0.1°、誤差±15°以下
  • ③ 子機はリチウム電池3V(CR123A×4個)で駆動。約半年間交換不要。
  • ④ 傾斜角度を検出。測定範囲±30°(垂直から)、分解能0.025°、誤差±0.5°以下
  • ⑤ 黒いカバー部はシリアル接続と電源接続を行うための挿入口。Φ48.6の単管パイプがここに入り、2つのネジを〆ることで固定。

利点と他社類似商品との比較

  Area Net 傾斜計 他社類似商品
データ記録・集約 親機が子機(10台まで増設可能)のデータを集約。専用端末(Merex-T)で回収する。 データの受信基地局が必要。
警報出力 ほぼリアルタイム(0.3秒計測)で出力でき、瞬時の警報発令が可能。 1分〜
設置方法 基礎打ちや特殊な設置治具を必要とせず、単菅パイプ1本あれば設置可能。 基礎打設や、掘削し埋設するなど、多少の手間を必要とするケースが多い。
コスト 親機がデータの集約を担っていることや、設置方法が簡単なことからコストが低い。 センサ自体は少し安価なものが多いが、データ集約のために受信機や中継機が必要となり、周辺機器のコストが高め。

設置事例紹介

通信機器・親機バッテリー・親機予備電源ソーラー

構造物の監視

崩壊斜面の修復時の監視

崩壊地の監視

崩壊斜面の監視

豪雪地域での監視

斜面崩壊実験

斜面崩壊実験を平成26年度(公社)日本地すべり学会第53回研究発表会及び現地見学会、(国研)防災科学技術研究所)にて実施(2014年8月22日)しました。

① 崩壊実験前の状況

② 崩壊実験後の状況

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